「座礁船の詩」
「觸礁船之詩」
ぼくがきみを好きだとしても、きみにそれは
関係がない。割れてしまったガラスは以前よ
り光を反射するから、本当は境界線などなく
してただキラキラとするべきだった。誰かに、
恋をするべきだった。満ち潮のとき、ひとは
たくさん生まれるらしい。本能に従っていれ
目前分類:最果タヒ (1)
- Sep 26 Sun 2021 00:22
【詩】最果タヒ - 座礁船の詩
「座礁船の詩」
「觸礁船之詩」
ぼくがきみを好きだとしても、きみにそれは
関係がない。割れてしまったガラスは以前よ
り光を反射するから、本当は境界線などなく
してただキラキラとするべきだった。誰かに、
恋をするべきだった。満ち潮のとき、ひとは
たくさん生まれるらしい。本能に従っていれ